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若手社員の人材育成やモチベーションアップ、部下の指導方法④

  • 執筆者の写真: 郁子 井筒
    郁子 井筒
  • 6月9日
  • 読了時間: 3分

部下を褒めるだけでは育たない?若手社員の成長を促す叱り方・伝え方


近年、「部下を褒めて育てる」という考え方が広く浸透してきました。

確かに、若手社員は承認されることで自信を持ち、モチベーションが向上する傾向があります。


しかし、褒めるだけでは十分な成長につながらない場合もあります。

社会人として成長するためには、自分の課題を理解し、改善していく経験も必要だからです。


重要なのは「叱ること」ではなく、「成長につながる伝え方」を身につけることです。



【1】なぜ叱ることが必要なのか

叱るという言葉に対して、ネガティブな印象を持つ方も少なくありません。

しかし本来の叱る目的は、相手を否定することではなく、より良い行動へ導くことです。


例えば、

・報告が遅れた・約束した期限を守れなかった・お客様対応でミスがあった


このような場面で何も伝えなければ、本人は課題に気づかず同じ行動を繰り返してしまう可能性があります。


適切な指導は、本人の成長を支援するために必要な関わりなのです。


【2】若手社員が受け入れやすい伝え方

◆人格ではなく行動を伝える

「君は責任感がない」という伝え方では人格を否定されたように感じます。


一方で、

「提出期限が過ぎてしまったことで、次の業務に影響が出てしまった」

という伝え方であれば、改善すべき行動が明確になります。

指導の際は、感情ではなく事実を伝えることが重要です。


◆良い点と改善点をセットで伝える

改善点だけを伝え続けると、自信を失ってしまうことがあります。


例えば、

「資料の内容はよく整理されていたね。そのうえで提出期限を守れるとさらに良くなるよ」

というように、できている点を認めながら改善点を伝えることで受け入れやすくなります。


◆相手の話を聞く

指導は一方通行ではありません。

「なぜそうなったと思う?」「何か困っていたことはあった?」

と本人の考えを聞くことで、原因や背景が見えてくることがあります。

対話を通じて改善策を一緒に考える姿勢が大切です。


◆感情的にならない

忙しい時や同じミスが続くと、つい感情的になってしまうことがあります。

しかし感情的な指導は、相手を萎縮させるだけで改善にはつながりにくくなります。

管理職や先輩社員は冷静に事実を伝えることを意識しましょう。


【3】叱り方・伝え方のプラス面と注意点

◆プラス面

・課題に気づくことができる

・仕事への責任感が育つ

・改善する力が身につく

・信頼関係の構築につながる


◆注意点

・感情的な指導にならない

・人前で必要以上に叱らない

・人格否定をしない

・過去の失敗を何度も持ち出さない

  ➡ 以外とこれをやっているビジネスパーソンが多いのが現実です。


若手社員は「叱られ慣れていない世代」と言われることがあります。

しかし、適切な伝え方であれば成長のための指導を受け入れることは十分可能です。


【4】これからの時代に求められる指導とは

これからの人材育成に求められるのは、「褒める」か「叱る」かの二択ではありません。


大切なのは、

・良い行動は認める・課題は具体的に伝える・改善を支援する

というバランスです。


若手社員は、自分を見てもらえていると感じた時に安心して成長することができます。

部下を変えようとする前に、まずは伝え方を変えてみる。


その積み重ねが、若手社員の成長だけでなく、信頼される管理職への第一歩になるのではないでしょうか。

 
 
 

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