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若手社員の人材育成やモチベーションアップ、部下の指導方法⑤

  • 執筆者の写真: 郁子 井筒
    郁子 井筒
  • 6月10日
  • 読了時間: 3分

指示待ち社員を主体的な人材へ育てる関わり方


「言われたことはやるけれど、自分からは動かない」

「指示を出さないと仕事が進まない」

「もっと主体的に考えて行動してほしい」


このような悩みを抱える管理職や経営者の方は少なくありません。

若手社員に対して「なぜ自分で考えないのだろう」と感じることもあるでしょう。


しかし、主体性は本人の性格だけで決まるものではありません。

職場環境や上司・先輩の関わり方によって育まれる部分も大きいのです。



【1】なぜ若手社員は指示待ちになってしまうのか


まず理解したいのは、多くの若手社員が最初から主体性を持って行動できるわけではないということです。


主な理由として、次のようなものがあります。


◆失敗を恐れている

若手社員は経験が少ないため、「間違えたらどうしよう」「怒られたらどうしよう」という不安を抱えています。

その結果、自分で判断するよりも指示を待つ方が安全だと考えてしまうことがあります。


◆何を求められているのか分からない

仕事の目的や期待されている役割が理解できていない場合、自分から行動することが難しくなります。


◆過去に意見を否定された経験がある

提案や意見を出しても受け入れてもらえなかった経験があると、「どうせ言っても無駄だ」と感じてしまいます。


◆正解を求める教育の影響

学校教育では正解を出すことが求められる場面が多くあります。

そのため、自分で考えるよりも「正しい答えを教えてほしい」と考える傾向が残っている場合もあります。


【2】主体性を育てるための関わり方


◆すぐに答えを教えない

若手社員から質問を受けた際、すぐに答えを伝えることは簡単です。


しかし、

「あなたはどう思う?」「どんな方法が考えられる?」

と問いかけることで、自ら考える機会をつくることができます。


◆小さな判断を任せる

最初から大きな仕事を任せる必要はありません。

小さな判断や役割を任せることで成功体験を積み重ねることができます。

成功体験は主体性を育てる大きな要素になります。


◆挑戦を評価する

結果だけではなく、挑戦した行動そのものを認めることも重要です。


たとえ失敗したとしても、

「自分で考えて行動したことは良かった」

と伝えることで、次の挑戦につながります。


◆仕事の目的を共有する

単なる作業指示だけではなく、

「なぜこの仕事が必要なのか」「誰のために行うのか」

を伝えることで、自ら考える視点が生まれます。



【3】主体性を育てることのメリット


◆自ら課題を見つけるようになる

指示を待つのではなく、自分で考えて改善策を見つける力が身につきます。


◆仕事への責任感が高まる

任された仕事を自分事として捉えるようになります。


◆成長スピードが上がる

考えながら行動する経験が増えることで、成長の機会も増えていきます。


◆組織全体が活性化する

主体的な社員が増えることで、新しいアイデアや改善提案が生まれやすくなります。



【4】主体性を育てるうえで注意したいこと


主体性を育てようとして、

「自分で考えろ」とだけ伝えてしまうことがあります。


しかし、それでは若手社員は何を考えればよいのか分からず、不安になることもあります。


大切なのは、

●教えるべきことは教える

●考える機会を与える

●挑戦を支援する

というバランスです。


主体性は一朝一夕で身につくものではありません。

日々の小さな経験の積み重ねによって育まれていくものです。

若手社員が安心して挑戦できる環境を整えること。


そして、自ら考え行動できた時にはしっかり認めること。

その積み重ねが、指示待ち社員を主体的な人材へと成長させる大きな力になるのではないでしょうか。

 
 
 

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