若手社員の人材育成やモチベーションアップ、部下の指導方法⑦
- 郁子 井筒
- 6月11日
- 読了時間: 3分
若手社員が辞めない上司・辞めてしまう上司の違いとは?
近年、多くの企業で人材不足が課題となっています。
採用活動に力を入れても、せっかく入社した若手社員が短期間で退職してしまうことも少なくありません。
もちろん、退職理由は給与や待遇、仕事内容などさまざまです。
しかし、退職者へのヒアリングを行うと、「上司との関係」が理由として挙がることが少なくありません。
実際には会社を辞めるというよりも、「上司から離れたい」と感じて退職を決断するケースもあります。
では、若手社員が辞めない上司と辞めてしまう上司にはどのような違いがあるのでしょうか。
【1】若手社員が辞めてしまう上司の特徴
◆部下とのコミュニケーションが少ない
業務指示だけで会話が終わってしまう上司のもとでは、若手社員は孤独を感じやすくなり
ます。
困った時に相談できず、不安を抱え込んでしまうこともあります。
◆結果だけを評価する
成果だけに注目し、努力や成長の過程を見てもらえないと感じると、若手社員のモチベー
ションは低下します。
特に経験の浅い若手社員にとっては、過程を認めてもらうことも大切です。
◆指摘ばかりで承認が少ない
改善点を伝えることは必要ですが、そればかりになると自信を失ってしまいます。
「何をやっても認めてもらえない」
という気持ちが積み重なると、職場への意欲も低下していきます。
◆自分の価値観を押し付ける
・「自分の若い頃はこうだった」
・「昔はもっと厳しかった」
という考え方だけでは、若手社員との距離は広がってしまいます。
時代や価値観の違いを理解する姿勢が必要です。
【2】若手社員が辞めない上司の特徴
◆部下に関心を持っている
若手社員が安心して働くためには、「自分を見てもらえている」という実感が大切です。
仕事だけでなく、成長や悩みにも関心を持つことで信頼関係が生まれます。
◆話を聞く姿勢がある
部下が相談しやすい上司には共通点があります。
それは、自分が話すよりもまず相手の話を聞こうとする姿勢です。
とも少なくありません。
◆成長を支援している
失敗を責めるのではなく、
「次はどうすればうまくいくか」
を一緒に考える上司は信頼されます。
成長を支援してくれる存在がいることで、若手社員は安心して挑戦できるようになります。
◆公平に接している
好き嫌いや感情によって接し方が変わると、職場の信頼関係は崩れてしまいます。
誰に対しても公平な姿勢を持つことが大切です。
【3】若手社員が求めている上司とは
若手社員は決して「優しい上司」だけを求めているわけではありません。
求めているのは、
・話を聞いてくれる上司
・成長を支援してくれる上司
・困った時に相談できる上司
・自分を認めてくれる上司
です。
時には厳しい指導も必要です。
しかし、その背景に信頼関係があるかどうかで受け取り方は大きく変わります。
【4】これからの時代に求められる上司像
これまでの上司は「指示を出す人」という役割が中心でした。
しかし、これからの時代は「人を育てる人」としての役割がより求められます。
・部下を管理するのではなく、
部下の成長を支援する。
・答えを与えるのではなく、
考える機会を与える。
・評価するだけではなく、
可能性を信じる。
そんな関わり方ができる上司のもとには、人が集まり、人が育ちます。
若手社員の離職を防ぐために必要なのは、特別な制度や仕組みだけではありません。
日々のコミュニケーションや関わり方の積み重ねこそが、働き続けたい職場づくりにつながるのではないでしょうか。
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